質問紙作成を続けていきましょう。
3.チームの尺度を作る
チームで作った質問項目をフェイスシート下の1ページ目に作ります。
まずは,全体の教示文を書き込みます。チーム名を入れておきましょう。
ここでは,チームイオタの項目を参考にします。このチームは頻度系の質問ですので,「どの程度行っていますか」という質問になりますね。態度系の質問でしたら,「以下のそれぞれの質問項目について,あなた自身はどう思いますか」になる。あてはまる系の質問ですと,「以下のそれぞれの質問項目は,あなた自身に,どの程度あてはまりますか」になります。
2行選択して表を挿入します。
選択する前に,エンターキー等でカラの行を十分に入れておいてください。
表内部にカーソルをあわせておくと,「表ツール」というタブが出てきます。そこで「デザイン」→「罫線」の▼→「罫線を引く」を選択
尺度になるところ。イオタは5段階評定を使うから5本罫線を引く。あとは項目番号になるところにも線を引く。2行作れば,あとは自動生成で増やしていける。罫線の幅は,後で揃えられるから大丈夫。
尺度になるところの1行目(上側)を選択,「レイアウト」→「文字列の方向」を選ぶ。
上側が縦書きになるので,ここで尺度のところ2行を選択,幅をそろえます。ついでに「配置」のところで,上下も左右も中央揃えにしておきましょう。
縦書きにすると,セル内の位置関係が横書きとズレるので,余白を上下左右すべて0mmにします。「レイアウト」→「セルの配置」からです。
尺度を記入してみます。数字1~5は半角で入力,Tabキーを押すと次のマス目に行きます。5を入力した後にTabキーを押すと……
新しい行ができます。しかも前の行の書式を引き継ぎます。Tabキーを押し続けて,5行分を作りましょう。ページがまたがってしまいましたが,後で設定しなおしましょう。
選択肢番号を選択して右クリック,コピーします。
貼り付ける際には,「セルの上書き」を選びます。
項目番号を入れます。番号入力のセル(タテ5マス)を選択し,「表ツール」→「レイアウト」から上下左右の中央揃えにしておきます。
次に,「ホーム」タブ→「段落」→「段落番号」の▼→「新しい番号書式の定義」を選びます。先ほどと同様。半角数字,Arial12ポイントを選ぶのは同じ。先ほどと違うのは,「配置」を「中央揃え」にしておくこと。
項目番号のマス目の幅を調節しておきます。
チームで選択した質問項目を入力します。先ほど余白を0mmにしてしまったので,最初に全角スペースを入れるとよいでしょう。
回答選択肢の一覧を入れておきましょう。行間に余裕がありすぎるので,入力した一覧のセルを選択した後,「ホーム」タブ→「段落」の右下印をクリック,行間は「固定値」,間隔は16ポイントを選びます。
表全体を選択します。右側よく見てください。表の外,右側の改行マークも選択しています。これは,いちばん下の行の右側5の隣の表の外改行マークから選択していくと楽にできます。
これから,罫線を設定します。
「デザイン」タブ→「飾り枠」の右下印をクリックすると,「線種とページ罫線と網かけの設定」のダイアログボックスが出てきます。
いったん,罫線をぜんぶ消しましょう。
黒ですと,目がチカチカしますので,グレイ50%ぐらいにして,点線を選びます。ヨコ罫線だけを引きます。いちばん上の行の罫線は引かないのがコツ。
「OK」を押すと,こんな感じになります。引いた罫線以外にも,点線が見えますが,印刷はされません。
チームの質問項目を1ページ目の中に入れるため,他のところの行間を調整していきましょう。最初の依頼文書のところ,表全体を選択します。先ほどと同様に,「ホーム」タブから段落設定を行います。行間を「固定値」16ポイントにします。
教示文も行間を狭くしましょうか。同様に,選択して,段落設定してください。
次のページに進む教示を入れます。
ページ番号を入れます。「挿入」タブ→「ページ番号」▼印→「ページの上部」の右側に入れておきましょう。
というわけで,1ページ目完成!(チームの質問項目が出そろってません……)
とりあえず ひとくぎりです。
<教科書>
小塩真司・西口利文(編) (2007). 質問紙調査の手順(心理学基礎演習Vol.2) ナカニシヤ出版
心理学研究調査法 第6回 (4)へ
心理学研究調査法 第6回 (1)へもどる
心理学研究調査法 第6回 (2)へもどる
心理学研究調査法 第1-2回(1)へもどる
心理学研究調査法 第3回 (1)へもどる
心理学研究調査法 第4回 (1)へもどる
心理学研究調査法 第5回 (1)へもどる