つづきです。
四分位範囲にもとづいたグラフを紹介します。
絵柄の通り,箱ひげ図といいます。
描き方は,まず四分位範囲を箱として描きます。従属変数の軸に対して垂直な線(ここでは横線)は,いちばん下の横線(四角形の底辺)が第一四分位,いちばん上の横線(四角形の上辺)が第三四分位,真ん中に横切る横線が第二四分位,として示されます。
次に,ひげを描きます。ひげの長さは,四分位範囲Qの1.5倍の値の範囲内にある,いちばん遠くにある観測値までです。値の小さい方の下限がマイナスの値になる場合には0までひげを伸ばします。
※観測値まで,というところを間違えやすいです。注意しましょう。
最後に,ひげの範囲の外にある,外れ値を○で描きます。すべての外れ値を描くこと。
箱ひげ図も,今回の課題(教科書の問題)にありますので,実際にやってみてください。
それでは。本日の授業はここまで。
ありがとうございました(_ _)
<教科書>
稲葉由之 (2012). プレステップ統計学Ⅰ:記述統計学 弘文堂
<文献>
山内光哉 (1998). 心理・教育のための統計法[第2版] サイエンス社