甲子園大学心理学部 授業

甲子園大学心理学部 金敷担当の授業をアップします。

心理学統計法1 第10回 (1)

はい こんにちは(_ _)

本日は,中央値に関連する散らばりの表現について学びます。

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統計法1 板書10-01

四分位範囲(しぶんいはんい)という名前で呼びます。記号はQ

四分位とは,人数を4分の1ずつに分ける値のことを言います。したがって,四分位は,値が3つあります。

値の小さい方から
 第一四分位:Q1
 第二四分位:Q2
 第三四分位:Q3
と呼びます。

第一四分位は,別名25パーセンタイル点といい,値が小さい方から25%の人数,大きい方から75%の人数で分ける値をいいます。

第二四分位は,中央値のことです。50パーセンタイル点ともいいます。値の小さい方から50%の人数,大きい方から50%の人数で分ける値のことですね。

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統計法1 板書10-02

第三四分位は,別名75パーセンタイル点といい,値が大きい方から25%の人数,小さい方から75%の人数で分ける値をいいます。

四分位範囲は,第三四分位の値から第一四分位の値を引いたものです。板書しましたが,この減算によって,中央値を含む50%(半数)の人数の値の幅がわかり,これを散らばりとするわけです。

107ページに,その求め方が書かれております。

本日の課題(問題演習)を行いながら,学んでください。

 

ひとくぎり です。 

 

<教科書>

稲葉由之  (2012).  プレステップ統計学Ⅰ:記述統計学 弘文堂

 

<文献>

山内光哉  (1998).  心理・教育のための統計法[第2版] サイエンス社

 

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