はい こんにちは(_ _)
本日は教科書54ページから。
計算機を使い始めます~
いきなり難しくなった感じを受けるかも……でも,まだ たいしたことはないです。
度数分布表やヒストグラムなど,データの1つ1つが,どの階級に位置づけられるか,その広がりのことを分布といいます。
分布の中で,中心の位置となるもの,分布の代表となる値─代表値─ともいいます,これについて今回は学びます。
1.平均値 (算術平均とも アベレージとも ミーンともいいます)
統計データの総和を,統計データの総数nで割った値です。
記号は,板書の通り,エックス・バー。
平均値は,分布の重心となる値(ヒストグラム等で,ちょうど重さが釣り合う位置)となります。
間隔尺度・比例尺度の代表値として有効です。
この計算式に関しては,後でもどってきます。
2.最頻値 (モードともいいます)
度数を数えた際に,もっとも度数の多い値を最頻値といいます。
記号はMoです。
名義尺度から比例尺度まで,どの尺度でも有効な代表値です。
いわゆる多数決で最多得票を得たもの,ということになりますね。
3.中央値 (メディアンともいいます)
板書の通り,「1つの得点の分布を度数の等しい2つの上下の分布に分ける,ちょうど中央に位置する値」のことです。人数をちょうど半分に分ける値,のことですね。
順序尺度から比例尺度まで有効な代表値です。
中央値の求め方は,次回の授業で紹介します。
とりあえず ひとくぎり
<教科書>
稲葉由之 (2012). プレステップ統計学Ⅰ:記述統計学 弘文堂
<文献>
山内光哉 (1998). 心理・教育のための統計法[第2版] サイエンス社