甲子園大学心理学部 授業

甲子園大学心理学部 金敷担当の授業をアップします。

心理学統計法1 第6回 (1)

はい こんにちは(_ _)

本日は教科書57ページ。中央値の話から。

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統計法1 板書06-01

中央値 メディアンは,板書の通りで,要するに「人数を半分に分ける値」ということ。

例も示しましたが,中央値は,データを大きい順,あるいは小さい順に並べなおして,数えていくことで求められます。データ数が奇数のときと,データ数が偶数のときとでは,求め方が違います。

前回の課題2.の中央値Mdは,(1)4 (2)6 (3)10.5 (4)9 ですね。

※データ数の真ん中付近に同点がある場合には,特殊な計算方法もあるのですが……教科書では,そのような計算方法を求めていませんので,教科書の通りにしておきます。

ちなみに,Excelの関数で中央値は「=MEDIAN()」です。()かっこ内には指定されたデータの範囲が入ります。

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統計法1 板書06-02

中央値の特徴は,問題5-1を解いていただきたいですが,中央値からの絶対偏差の和が最小になる,というものです。

絶対値はわかりますか?こたえが正の数ならばそのまま,負の数ならば正の数に直す,というものでしたね。

だから,絶対偏差の和は,必ず正の数になります。

 

ひとまず ひとくぎり 

 

<教科書>

稲葉由之  (2012).  プレステップ統計学Ⅰ:記述統計学 弘文堂

 

<文献>

山内光哉  (1998).  心理・教育のための統計法[第2版] サイエンス社

 

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