はい こんにちは(_ _)
2要因分散分析。実際に分析の数式を見てみよう。
エクセルで計算するのでビビる必要はない。
板書の通り,(1)~(5)までの計算がある。このとき……
アルファベット小文字の記号:
小文字aは要因Aの水準数を示す。
小文字bは要因Bの水準数を示す。
小文字nは1つのセルの被験者数を示す。
次に,大文字の記号。これは先週作った集計表(AB集計表)からとってくる。2×2の2要因を例にあげたが,一般的には,下記の通りとなる。
大文字A:要因Aの各水準における和
大文字B:要因Bの各水準における和
AB:各セルにおける和
T:総和
というわけで……2×2の2要因の例の場合にあてはめて,(1)~(3)は
(1)総和の2乗 を Aの水準数*Bの水準数*1セルの被験者数(の積) で割る
(2)すべてのデータの2乗和
(3)Aの1番目の水準の和の2乗+Aの2番目の水準の和の2乗(の和) を 要因Bの水準数*1セルの被験者数(の積) で割る
そして,(4)~(5)は
(4)Bの1番目の水準の和の2乗+Bの2番目の水準の和の2乗(の和) を 要因Aの水準数*1セルの被験者数(の積) で割る
(5)各セルの和の2乗の和 を 1セルの被験者数 で割る
となります。
とりあえず ここまで。
<教科書>
小塩真司 (2018). SPSSとAmosによる心理・調査データ解析:因子分析・共分散構造分析まで 東京図書
<文献>
森敏昭・吉田寿夫(編著) (1990). 心理学のためのデータ解析テクニカルブック 北大路書房
山内光哉 (1998). 心理・教育のための統計法[第2版] サイエンス社