甲子園大学心理学部 授業

甲子園大学心理学部 金敷担当の授業をアップします。

心理学統計法3 第3回 (4)

仮説検定をまとめよう。

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統計法3 仮説と仮定

新しいExcelシートを作って書いてみたが,あまり見栄えがよくない。論文やレポートのきまりごとでは,数学記号は斜字体(イタリック)で書くので,気になる方はフォントを直す。

帰無仮説H0と対立仮説H1の書き方は,板書で示した通り。要因Aは2水準なので,対立仮説は記述の通り≠で結ばれることになる。

仮定については,被験者間条件なので,無作為かつ独立に抽出ということが原則。

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統計法3 決定のルール

有意水準1%で決定のルールを決めよう。分子自由度,分母自由度はすでに計算した。配布のFの表を見て,臨界値を調べる。そうすると記述した通りとなる。

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統計法3 計算と決定

※あれ?さっき(3)の計算結果とあわない……ちょっとこの画像待っててね。

※※(2020.05.14.)(3)の計算が誤りでした。こちらが正解

計算と決定のところ。計算のところは,分散分析表を作り,これにまとめる。小数点以下第2位までを表示にまとめると,小数点が揃うので見栄えがする。帰無仮説を棄却するべきF値があれば,アスタリスクをつけて,表下部に注釈を入れよう。 

 

ということで,今回の課題は完成。

授業もおしまい。

ありがとうございました(_ _)

 

<教科書>

小塩真司  (2018).  SPSSとAmosによる心理・調査データ解析:因子分析・共分散構造分析まで 東京図書

<文献>

森敏昭・吉田寿夫(編著)  (1990).  心理学のためのデータ解析テクニカルブック 北大路書房

山内光哉   (1998).  心理・教育のための統計法[第2版] サイエンス社

 

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