4.何件法(何点尺度)で訊くものか
何件法というのは,各質問項目に対して,いくつの選択肢で回答するものかをいう。
これは,見出し「方法」のところを読もう。ただ……例えば「非常にあてはまる」から「全くあてはまらない」と書いてあって,途中の表現がわからなかったりするのが困ることも多い。
実際に質問紙を作ってもらうとき,この「質問項目数」と「〇件法」は,必ずマネしてもらいます。勝手に作り替えてはダメ。(昨年は,質問項目の見落とし・転写ミスがあったグループが何個かあり……結果の解釈で困った。)
5.何因子の下位尺度から構成されているか
これは,先ほどの「結果」の表のところを見よう。
加藤(2000)の文献の表を見ると,3因子構成であることがわかる。加藤(2000)の文献において,3因子の下位尺度に,それぞれ何という名前がついているか,それぞれの因子が何問あるのか,という情報も必要なので,見出し「結果」のところを,よく読もう。
6.プレゼンテーションのまとめ方
Microsoft PowerPointの使い方は ググれ。自分でネットを調べてやってみよ。以上。
表紙を含めて3~4枚程度で構わない。
これが,来週までの課題です。
アニメーション効果は使用しないで,シンプルな構成でよい。(個人的に,アニメーションを使われると,目が回って気持ち悪くなるのだ……)
<教科書>
小塩真司・西口利文(編) (2007). 質問紙調査の手順(心理学基礎演習Vol.2) ナカニシヤ出版
<文献>
加藤司 (2000). 大学生用対人ストレスコーピング尺度の作成 教育心理学研究, 48, 225-234.