それでは,先ほどの数式に基づいて,先週までの分散分析の続きで,単純主効果をExcelで計算してみよう。
ごらんのように,先週の計算結果のつづきのところに,まずは平均値の表を貼りつけた。(正確には,「形式を選択して貼り付け」で値のみを貼りつけた)
そして,単純主効果の検定の平方和の見出しを作った。
b1におけるAのところの,平方和の計算式になる。平均値の表の「計」が多少紛らわしいかもしれないが,間違わないでね。
かっこを使って,先に計算するところ,後に計算するところをコントロールしています。だから,かっこの組み合わせの数「(」と「)」の数を間違うと,思いっきりエラーが出るので注意。
ご覧のように,この数式はコピペできないので,1個ずつキーボードで入力する。並べ方をうまくやればコピペで済むのだが,たまには手入力もしてみると,参照セルがわかってよいだろう。
要因Bの単純主効果については,ご覧のような計算式となる。この計算に関しては,参照元も計算先も並び方がタテなので,1つの式を入力すれば,コピペできるよ。
コピペでご覧の通り。お隣には自由度を記入しておこう。
とりあえず ひとくぎり
<教科書>
小塩真司 (2018). SPSSとAmosによる心理・調査データ解析:因子分析・共分散構造分析まで 東京図書
<文献>
森敏昭・吉田寿夫(編著) (1990). 心理学のためのデータ解析テクニカルブック 北大路書房
山内光哉 (1998). 心理・教育のための統計法[第2版] サイエンス社