甲子園大学心理学部 授業

甲子園大学心理学部 金敷担当の授業をアップします。

心理学統計法3 第4回 (3)

それでは,先ほどの数式に基づいて,先週までの分散分析の続きで,単純主効果をExcelで計算してみよう。

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統計法3 続きで計算しよう

ごらんのように,先週の計算結果のつづきのところに,まずは平均値の表を貼りつけた。(正確には,「形式を選択して貼り付け」で値のみを貼りつけた)

そして,単純主効果の検定の平方和の見出しを作った。

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統計法3 平方和の計算式

b1におけるAのところの,平方和の計算式になる。平均値の表の「計」が多少紛らわしいかもしれないが,間違わないでね。

かっこを使って,先に計算するところ,後に計算するところをコントロールしています。だから,かっこの組み合わせの数「(」と「)」の数を間違うと,思いっきりエラーが出るので注意。

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統計法3 平方和の計算式 要因Aの単純主効果

ご覧のように,この数式はコピペできないので,1個ずつキーボードで入力する。並べ方をうまくやればコピペで済むのだが,たまには手入力もしてみると,参照セルがわかってよいだろう。

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統計法3 平方和の計算式 要因Bの単純主効果

要因Bの単純主効果については,ご覧のような計算式となる。この計算に関しては,参照元も計算先も並び方がタテなので,1つの式を入力すれば,コピペできるよ。

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統計法3 自由度も記載しよう

コピペでご覧の通り。お隣には自由度を記入しておこう。

 

とりあえず ひとくぎり

 

<教科書>

小塩真司  (2018).  SPSSとAmosによる心理・調査データ解析:因子分析・共分散構造分析まで 東京図書

<文献>

森敏昭・吉田寿夫(編著)  (1990).  心理学のためのデータ解析テクニカルブック 北大路書房

山内光哉   (1998).  心理・教育のための統計法[第2版] サイエンス社

 

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