教科書3ページに,より詳しく書いてあるのですが……おさらいなので読んでおいてください。
質的データと量的データとは, 統計的分析を行うさいに,適用可能な分析手法が異なります。この点で,統計にとって重要な分類,ということになります。
詳しくは板書を見てください。この授業では,パラメトリック分析,つまり,量的データの分析のみを対象にします。
つまり,平均値や標準偏差などを算出できるデータのことですね。質的データは,平均値や標準偏差を計算できませんよ……
次 4ページの話。この授業ではそんなに重要ではないですが,もっと高度なことをやる際に重要になってくるかも。……とはいっても,「心理学統計法1」や「心理学統計法2」でも,ルートした無理数の小数点の,四捨五入の計算で値が狂ったりしたよね。だから,計算機を使って計算するとき,最後の最後に答えとして出てくるときだけ四捨五入してね,なんて授業で言ったのを覚えているかな?
これは板書の通り。
統計やデータ解析では,連続変量も,飛び飛びの値の離散変量と見なして取り扱うよ。
とりあえずここまで。
<教科書>
小塩真司 (2018). SPSSとAmosによる心理・調査データ解析:因子分析・共分散構造分析まで 東京図書