甲子園大学心理学部 授業

甲子園大学心理学部 金敷担当の授業をアップします。

心理学統計法3 第1回 (2)

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統計法3 板書01-04

教科書3ページに,より詳しく書いてあるのですが……おさらいなので読んでおいてください。

質的データと量的データとは, 統計的分析を行うさいに,適用可能な分析手法が異なります。この点で,統計にとって重要な分類,ということになります。

詳しくは板書を見てください。この授業では,パラメトリック分析,つまり,量的データの分析のみを対象にします。

つまり,平均値や標準偏差などを算出できるデータのことですね。質的データは,平均値や標準偏差を計算できませんよ……

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統計法3 板書01-05

次 4ページの話。この授業ではそんなに重要ではないですが,もっと高度なことをやる際に重要になってくるかも。……とはいっても,「心理学統計法1」や「心理学統計法2」でも,ルートした無理数の小数点の,四捨五入の計算で値が狂ったりしたよね。だから,計算機を使って計算するとき,最後の最後に答えとして出てくるときだけ四捨五入してね,なんて授業で言ったのを覚えているかな?

これは板書の通り。

統計やデータ解析では,連続変量も,飛び飛びの値の離散変量と見なして取り扱うよ。

 

とりあえずここまで。

 

<教科書>

小塩真司  (2018).  SPSSとAmosによる心理・調査データ解析:因子分析・共分散構造分析まで 東京図書


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