それでは,この授業のグループワークについて板書
チーム分けは,もうメールで送信しました。
実際に,チームで質問紙調査を行ってもらいます。
文献から学ぶ
質問項目を作る・選別する
質問紙を作成する
質問紙を調査協力者に依頼し,データを回収する
データを入力する
データを分析する
分析結果を考察する
レポートを執筆する(個人)
どんな質問紙調査かというと,相関研究と呼ばれるもので,2つ(以上)の変数間の相関系を測定し,相関係数を見て考察するというものです。
一方の変数は「○○尺度」という,学会誌に掲載されている,信頼性・妥当性の確立された質問紙(標準化されている,とも言う)を使います。
他方の変数は,チームで質問項目・評定尺度を考えたもの。5問程度を選別して使います。
さて,本年度使う「○○尺度」は……次の板書
すべて,教科書に,尺度の紹介としてコラムになっているものを使います。紹介されているもののなかから,文献に当たることができて,あんまりネガティヴではないもの,12尺度を取り上げました。
例年は,チームごとに,興味・関心のある尺度を選んでもらっているのですが,本年度は,こういう状況下にありますので,金敷がチームごとに尺度を割り当てます。申し訳ないが,その尺度をお使いください。
(B)クラスの学生は,以下の6尺度をチームごとに割り当てます。
刺激欲求尺度・抽象表現項目版(10ページ)
共感性尺度(39ページ)
大学生用対人ストレスコーピング尺度(54ページ)
多次元自己志向的完全主義尺度(94ページ)
批判的思考態度尺度(118ページ)
方向感覚質問紙(128ページ)
(C)クラスの学生は,以下の6尺度をチームごとに割り当てます。
日本版Buss-Perry攻撃性質問紙(16ページ)
親和動機尺度(29ページ)
対人依存欲求尺度(46ページ)
自意識尺度(61ページ)
セルフ・ハンディキャッピング尺度(73ページ)
認知的完結欲求尺度(124ページ)
割り当てチームはメールで送信します。
とりあえずこんなところかな。
<教科書>
小塩真司・西口利文(編) (2007). 質問紙調査の手順(心理学基礎演習Vol.2) ナカニシヤ出版